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2017.5.8ブログ

【代表・城のコラム】vol.6~日本に共(とも)育て文化を再び~

こんにちは。ESキッチンの城です。

あっという間にGWも終わってしまいましたね。皆さん、それぞれに過ごされたことと思います。私は、1日、2日と仕事は休みにし、お正月ぶりの大型連休となりました。

連休中は、4泊5日で夫の実家である山梨に家族で帰省をしておりました。
普段、東京では体験できない自然の中の環境で、畑や田んぼに触れて娘の成長を感じることができました。また、3世代同居をしている主人の実家では、子どもをみんなで見守り、仕事と子育てを両立している形がありました。今回の滞在で感じたことをお伝えしたいと思います。

夫の実家は甲府から車で15分程度のところにあり、先祖代々農業を営んでおり、現在も兼業ではありますが、田んぼや畑を持ち、毎年田植えや季節の野菜を育てています。

そんな昔ながらの農家である夫の実家は、義母、義兄、義弟家族が一つ屋根の下で暮らしています。

◆お手伝いという概念がないほど、当たり前にある家族の共同作業

これから田植えを迎えるシーズン。GW中も、苗床おろしがあり、田んぼに苗を下ろす作業を家族みんなで行い、これから始まる田植えに備えていました。田植えは、親戚も手伝いに来て、毎年夫も日帰りで手伝いに行くなど、それぞれ仕事を持ちながら、田んぼを守っています。
夫も幼少期から、週末は、友だちと遊びに行くのではなく、家族と田んぼや畑の作業を当たり前のようにしていたそうです。週末ダラダラ寝て過ごすこということが許されない環境で、宿題や勉強があっても、家庭の仕事が第一優先で、朝早くから畑仕事をしなくてはいけなかったそうです。
そのせいか、夫の兄弟は、家のこと、家事全般を当たり前のようにどんどんやります。こういった環境で育った夫は、家事に対する抵抗も、性別役割の概念もありません。
今の東京の生活に農作業はありませんが、家庭のことを、それぞれ役割を持って行うことが、自分のことは自分でやるという自主性や、自立を生んでいくのだと、改めて幼少期から家庭内で当たり前にやる「お手伝い力」の大切さを感じました。

◆共(とも)育ての有難さ、大切さ

大家族で生活している夫の実家では、家族みんなが娘の遊び相手になり、「共育て」の有難さ、大切さが身に染み続けた5日間でもありました。

帰省中、朝起きると、義母が娘を庭へ連れていき、お花の水やりのお手伝いからスタート。これは滞在中の娘の日課となり、「お花さん、朝ご飯だよ~。私はもう食べたから、みんなも朝ご飯食べてねー」と、楽しそうに毎朝庭の草花に水を上げていました。そして義母が花の名前を教えてくれたり、娘も、「何でお花さんのご飯はお水なの?」など子どもらしい質問や疑問をたくさんしていました。

それが終わると、ダンゴ虫探しが始まります。(保育園のお散歩ではダンゴ虫探しをしているのかもしれませんが)私は娘が虫を恐がらず、触る姿を初めて見ました。私が虫を恐がるのが面白いのか、嬉しそうに、捕まえたダンゴ虫を何度も持ってきました(^^;)
庭にあるプラスチックボックスを見つけて、ダンゴ虫さんのお家を作り始め、名前を付けたり、葉っぱのベッドを作ったりと、ダンゴ虫に話しかけながら、お庭からなかなか戻ってきませんでした。家族が順番に庭に出て、そんな娘の姿を見守ってくれていました。

家族みんながそれぞれのやり方で、普段、私達夫婦だけで接していては決して広がらない、遊び方や関わり方をしてもらえたことは、娘にとって、とてもいい刺激になったことは間違えありません。

色々な世代や立場の人が関わる、「共(とも)育て」の有難さ、大切さを強く感じることができました。ESキッチンのテーマでもありますし、ワンオペで働きながら、子育てをしている親御さんにとって、今後、必要な環境の一つだと思います。


◆触れて成長する喜び

庭にある畑では、アスパラやウド、エンドウ豆の収穫ができました。
娘は、普段アスパラは食卓に出しても食べない野菜だったのですが、滞在中自分が収穫したこともあって、なんとアスパラを食べるようになり、家族みんなが「〇〇ちゃんが採ったアスパラ美味しいねー」と言ってもらえたことが嬉しかったようで、たくさん食べてくれるようになりました。

私も、野菜がどう育つかや、葉っぱを見ただけで野菜を当てることが、普段触れていないので、知らないことがたくさんあります。
山梨に来ると、私自身も新たなことを知ったり、採れたての新鮮な野菜の美味しさを感じたりと、娘と一緒に新たなことに触れる機会にもなります。人はきっかけ一つで、大きく変わることができるものだと思います。これからも、こういった自然に触れる機会をたくさん作っていきたいなと改めて感じました。

滞在最後、娘に「東京のお家と、山梨のお家はどっちがいい?」って聞いたら、「山梨がいい」って言われました(^^;) 絶対そうだよねと、私も思ったほどなので(笑)

もちろん、それぞれの生活には一長一短があり、それぞれベストな環境も異なりますが、この5日間で、また理想的な家族の在り方や、生き方を感じたことは間違えありません。

現在東京の3世代同居率は4.4%だそうです。(ちなみに一番高い同居率は、山形県が29.9%(11万世帯)とほぼ3割を占め最も高く,以下,福井県が24.8%(6万世帯),富山県が24.5%(8万世帯))
福井県は、共働き数は全国1位で、出生率も全国8位です。

この数字から言えることは、共働きには、第3者の支援が必要不可欠で、その支援(環境)があればあるほど、出生率も就業率も高くなるということです。

本来、日本で当たり前だった共(とも)育て文化を再び広げていきたい。
それが必ず、子どもの自立や、成長、そして親の笑顔に繋がると信じています。
次世代が、子どもを産み育てることが楽しみと思える社会に。

今回感じたことを、今の生活や、今後の仕事にたくさん生かしていきたいと思います。