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2017.4.11コラム

【代表・城のコラム】vol.4~我が家のマルオペ事情~イベント登壇告知~

こんにちは。城です。

今回は、我が家の仕事と育児の両立方法、家事・育児アウトソーシング事情についてお話したいと思います。

以前ブログにて、「日本では、家事や育児をアウトソーシングするという文化が根付いていない」という話を書いたところ、たくさんの反響をいただきました。
家事・育児アウトソーシングの実際を知ることで、少しでも多くの人に「我が家が、家族がそんな風になるのであれば使ってもよいかも」と思っていただき、仕事と育児の両立の選択肢を増やしていただければ嬉しいです。

世界各国のワーキングペアレンツと比較して、日本のお母さんは仕事も家事育児も完璧にしようと頑張り過ぎていると言われています。私は、ただ単に、便利なものやアウトソーシングを導入して楽をしようと伝えたいわけではありません。一人ひとり、仕事と育児の両立の形や大事にしたいものが異なる中で、周囲の方や様々なサービスを上手に利用しながら、ご家族が疲弊しない両立環境を、それぞれの家庭で築いていただきたいなと感じています。

先日、NPO法人コヂカラ・ニッポン(http://kodikara.org/)理事の林田さまとお会いさせていただいたのですが、彼女が「ワンオペ」から「マルオペ」へという言葉で【連携型子育て】の形を提唱しておられるのが大変印象的でした。

・家庭内家庭サポーター(じいじ、ばあば、おじ、おば)
・先生(保育園、幼稚園、学校、学童、習い事)
・テクノロジー(スケジューラー、家電)
・民間&行政サポーター(生協、家事代行、宅配、シッター、ファミサポ)
・家族以外家族(地域の人、パパ友、ママ友、職場仲間、上司)

これらをうまく連携させて、Team wagaya をプロデュースしようというものです。

まさにこのマルオペの中の役割こそ、ESキッチンが目指したい姿です。また、我が家もまさに、Team wagayaにチャレンジ中なのだと実感しました。

我が家は、会社経営者である私と、フルフレックスで勤務する主人、保育園に通う3歳の娘の3人家族です。

先日ブログに記載したシルバー人材センターさんによる掃除代行以外にも、複数のサービスを利用してします。

〇週1回の掃除サービス(区のシルバー人材センター)
〇月2回のおかず作り置きサービス(ESキッチン)
〇月6回、大学生の子育てインターンの受け入れ(スリール)※URL入れる
※大学生に、保育園のお迎えから、一緒にご飯、お風呂入れまでお願いしています。

一週間のうち何日かは、我が家に第三者が来てくださっている状況です。

そもそも家事代行サービスを利用しはじめた背景は、先日の記事にも記載していますが、夫婦間での喧嘩が絶えなかったことです。

私達はお互いがフルフレックスのため、何もかもを50:50でやろうとし、それぞれの仕事もある中で、家事育児の時間を常にフェアに捻出することに疲れ切ってしまったことも理由です。

仕事、子育て、家事は、やろうと思えば、どれもやることが際限なくあります。仕事の時間の融通が利く分、どんどん家事に時間を取られて、仕事に対しても、子育てに対しても、消化不良感を感じるようになりました。

収納の工夫や、手抜き家事、時短術など、色々と取り入れ、夫婦で議論もしましたが、結局、一部はアウトソーシングしようという考えになりました。

これらアウトソーシングを利用するようになって、何よりもまず、夫婦の喧嘩がなくなりました。そして、頻繁に女子大学生が来てくれるため、娘はお姉ちゃんたちに思いっきり遊んでもらえることをとても楽しみにしています。娘の幸せそうな姿をみると、「自分たちで何とかしなければ」と思い込んでいた価値観から解放され、精神的にとてもゆとりを持てるようになりました。

第三者を利用する基準は、全て【家族、娘が幸せかどうか】です。

料理も同じです。自分の作ったご飯を食べさせたい、家庭の味を大切にしたいという想いは私にもありますが、これを働きながら毎日完璧に行うことはとても大変なことです。毎日、食事作りに追われて、苦しいという想いが強くありました。
それが、自社サービス「ESキッチン」を使うことで、笑顔で家族が顔を合わせ「いただきます」ができることに価値を置くようになり、毎日のタスクのように感じていた料理も、最近はずいぶん楽になりました。

もちろん、自分がこだわりたいことにこだわることは素晴らしいことですし、それぞれ大切にしたいものはみんな違うと思います。しかし、全てを自分(母親のみ)や家族で抱えることには、限界があります。取捨選択を上手にすることで、自分も周囲も気持ちよく過ごすことができると思います。

私は、家事や育児のアウトソーシングは、会社の組織、チームをマネジメントすることと一緒だと感じています。色々な人が家庭に関わることで、親自身もそうですが、子どもも自然と、多様な人々と関わる力が身に着くと信じています。私自身、私の家庭に関わる色々な方々と接する中で、依頼する力や、調整力、違和感を感じた時にそれをどう伝えたらいいかなど、お互い気持ちよく過ごすためのコミュニケーションをより意識するようになりました。

全ては家族が幸せになることと、子どもが自立してイキイキ過ごしていくために、私も日々試行錯誤しながら「Team wagaya」を形成中です。

このあたりのお話を、今度下記のイベントで素敵なパネラーの皆様とお話する予定です。


http://www.kokuchpro.com/event/kodikara20170421/

このイベントでは、夫婦のどちらか一人だけ、または夫婦二人だけで子育てをするのではなく、民間サービス及び行政サービス、家電、テクノロジー、じいじ&ばあば、地域のパパ友&ママ友等、家族が持っているリソース(資源)と連携した子育て「Team wagaya」(チームわが家)のメリットやその実現の方法について、専門家を交えてディスカッションします。家事も育児も含めて家族でライフを120%楽しみ、子どもの生きる力を育み親のリーダーシップも高まる新しい両立の形にバージョンアップしたい方、ぜひお越しください。

日 時:2017年4月21日(金)18:30-20:30(開場18:10)
会 場:六本木ヒルズ内会議室
    東京都港区六本木6丁目10-1 六本木ヒルズ森タワー
参加費:無料
対 象:子育て×仕事に関心のある方
定 員:100名 (託児なし)
主 催:NPO法人コヂカラ・ニッポン&NPO法人ファザーリング・ジャパン
共 催:Google Women Will
時 程:18:30-18:45 開会 Team wagaya projectの紹介
    18:45-19:35 パネラーリレートーク
           それぞれの立場からの「Team wagaya」
    19:35-20:25 パネルディスカッション
           連携型子育て「Team wagaya」を実現するには?
    20:25-20:30 閉会

パネラー
 浜屋祐子氏:リサーチャー/『育児は仕事の役に立つ』著者
 三木智有氏:家事シェア研究家/NPO法人tadaima!代表理事
 高橋奈緒子氏: 船橋ワーキングマザーの会 事務局代表
 篠田梓氏:会社員:マルオペ実践中のママ代表
 山本裕介氏:グーグル合同会社 ブランドマーケティングマネージャー
         Women Will プロジェクトリード
 城梨沙:株式会社エスキャリア・ライフエージェンシー代表取締役
 川島高之氏:NPO法人コヂカラ・ニッポン代表/FJ理事

モデレーター
 林田香織:NPO法人コヂカラ・ニッポン/FJ理事

この日、夫は夜が仕事のため、会場に娘を連れていきます。スリールから来て下さっている女子学生さんに会場で娘を見てもらっての登壇です。
仕事、家事、育児でいっぱいいっぱいになっている方々に、少しでも両立のヒントを、お話できたらと思っております。
お会いできることを楽しみにしております。