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2017.4.25ブログ

【代表・城のコラム】vol.5~イベント登壇レポート~

こんにちは。城です。

先日、21日(金)。NPO法人ファザーリング・ジャパンと、NPOコヂカラ・ニッポンの共催で、Google woman willとのコラボイベント、「チームわが家」で育む両立力 & 家族力を考えるフォーラムに登壇いたしました。

この日のテーマは「ワンオペ」から「マルオペ」へ。ワンオペ(ワンオペレーションの略)は、夫婦のどちらか一人だけ、または夫婦二人だけの子育てです。マルオペ(マルチオペーレーションの略)は、民間サービス及び行政サービス、じいじ&ばあば、地域のパパ友&ママ友等、家族が持っているリソース(資源)と連携し、家電やテクノロジーも駆使した子育てのことをいいます。
「Team wagaya」(チームわが家)をどうしたら育むことができるのか、6人の専門家が登壇。両立のヒントを伝える機会となり、平日の夜にも関わらず多くの方にご参加していただけました。

冒頭、『育児は仕事の役に立つ』著者である浜屋祐子さんから、育児を行うことで、仕事における業務能力、調整力、理解促進力などなど、様々なプラス効果があるということを。

NPO法人tadaima!代表理事である三木智有さんからは、夫を巻き込む方法、夫婦一緒に取り組む方法を。

船橋ワーキングマザーの会 事務局代表の高橋奈緒子さんからは、実際、どのように地域の方と連携をし、子育てをされているか実践的なお話を。

マルオペ実践中のママ代表の篠田梓さんは、お一人目の出産から、どのように外部リソースを使い、現在両立をされているか、毎日のリアルな日常を。

グーグル合同会社 ブランドマーケティングマネージャー山本裕介さんからは、夫婦間で、スケジュラーを利用しているのと、していないのでは、夫婦間の役割が明確になったなどの、意識等の調査結果を。

元祖イクボスのNPO法人コヂカラ・ニッポン代表/FJ理事 川島高之さんからは、自身のPTA経験を含め、育児を通して様々な人と関わることで、自分の付加価値や、多様な人と関わる力が身に付くことを。

その後、パネラーの皆様とのリレートークでは、自身のマルオペ事情や、ESキッチンを通して、子どもが多様な人と関わるメリットなどをお伝えさせていただきました。

参加者からの質問では、まだまだ外部リソースを使うことのハードルの高さのご意見や、地域のコミュニティーなどに参加するタイミングはいつがベストかなどの質問などがありました。

私が印象的だったのは、「ヘルプシーキング思考(助けてもらうことはいいこだ)」という考え。
自分がやらなきゃと思っていた「べき」を外し、手放すことで、心の余裕が生まれ、子どもにお手伝いをさせる余裕が持てたという体験もパネラーの方からありました。

周りを見ても、住んでいる地域や、住環境、お互いの雇用環境、子育てや家事に対する価値観など、家庭一つ一つ本当に違います。

地域や、家庭内家族、家庭外家族など、様々なリソースを活用しながら両立することを、「自分の家は無理」と思わず、

1)まずは、夫婦で対話の場を取り、疲弊感や、違和感、家庭における強み、弱みの共有をし、お互い寄り添い、共感や感謝の姿勢を示すこと。そして、お互いが子育てや両立において大切にしたいものを定期的にしっかり共有していくこと。

2)理想とする環境に近づくために、考えられるお互いのリソースや、周囲リソースを考え、自分たちの家庭に合いそうなものを、小さいことから選択してみること

3)人は人。自分の家庭は自分の家庭。と他者と比べず、トライ&エラーしながら、自分たちらしい、Team Wagaya(チーム我が家)の形をちょっとずつ作っていくこと

から進めていくのが大切かなと感じました。

まだまだESキッチンも事業がスタートしたばかりですが、家事代行という領域だけではなく、子どもがお手伝いに関わり、共に育んでいく「共育」事業である点に、関心を持っていただきました。ご利用者を増やしていき、子どもがお手伝いをすることで、子どもや家庭への効果をもっと示していき、よりよいサービスになっていくよう努めてまいりたいと決意を新たにした時間でもありました。

娘も、会場後ろから、スリールの学生と一緒にイベントに参加しておりました。

イベント終了後、見守りしてくれていたスリールの学生から「以前は数字の「2」が書けなかったのに、今日は書けるようになってましたよ!」という報告をもらいました。

保育園環境もそうですが、自分では気づけてない、子どもの成長を一緒に見守ってもらえる存在の大きさにも、改めて感謝の気持ちでいっぱいになる夜でした。

引き続き、宜しくお願い致します。