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2017.11.13ブログ

「ワンオペ育児」が新語・流行語大賞2017にノミネートされました【代表・城コラムvol.8】

こんにちは。城です。

新語・流行語大賞2017のノミネート語が発表されました。
今年1年を振り返る言葉がたくさんあり、年の瀬を感じますね。

今年ノミネートされた「ワンオペ育児」という言葉。
エスキッチン立上げの背景も、このワンオペ育児で苦しんでいるママやパパを救いたいという気持ちがあります。

他にノミネートされた「働き方改革」や「人生100年時代」などの言葉も、まさに私たちが直面している課題そのものだと思いました。
特に次世代に残してはいけないのが、「ワンオペ育児」と「長時間労働」だと思います。

先日、復職前のママ向けに両立支援講座を実施いたしました。参加者全員、夫は長時間労働で、復帰したら平日は自分が家事も育児も担うことになるとおっしゃっていました。
夫の長時間労働とワンオペ育児が前提で、両立支援を考えていかないといけないのが現実。ママたちの声も、「育休中は子育て中心で家事は何とか合間でやれているけど、これに仕事が加わったらどうなるか想像もできない」と不安そうな声が多くありました。

まずは「自分一人でどう頑張ろうか」という発想ではなく、忙しいパートナーにどう子育てや家事に参画してもらうか、またその他便利なツールやリソース、地域サービスなどを使って両立させるかというチーム育児の視点が大事だということをお伝えました。

現在、私も生後3ヵ月になる第2子の育児に追われる毎日ですが、仕事と両立のために、夫婦だけで頑張るのは難しいと早々に判断し、地域のファミリーサポートさんや、民間のシッター会社さんにお世話になりながら子育てをしています。60代の地域のファミリーサポートさんは、息子を「可愛い~可愛い~」とずっと抱っこしてくれています。先日お願いした民間のシッターさんは、本や歌をたくさん読んでくれて、息子がたくさん反応しているのを見て私自身が自分の子育ての幅を広げさせてもらうきっかけにもなりました。
私たち夫婦だけではない、第3者が、息子にたくさんの愛情をかけている姿を見る事も、とても幸せな気持ちになり、心が救われる瞬間が何度もあります。
こうやって、家族以外の方が家庭に関わり、子どもをみんなで育てていくことは、家族にとっても、子どもにとってもメリットが大きいなと感じます。

多様な考え方、多様な生き方の必要性が叫ばれている今、母親一人が育児を行っていては、子どもの多様性も広がりません。親が多様な人と関わる姿を見せ、家庭内から多様性を広げていくことが、社会全体の多様性に繋がっていくと信じています。
母親一人が育児や家事も行うのではなく、パートナー、地域、社会で子どもを共に育む「共育」文化がもっと広がっていく社会を目指していきたいと思っています。

エスキッチンがそんな一翼を担う存在になれたら幸いです。

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